【富士S】ノームコアが牡馬も一蹴して重賞連勝

外めから突き抜けたノームコア(右)。左はレイエンダ=東京競馬場
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 「富士S・G3」(19日、東京)

 2番人気のノームコアが、直線外から一気の末脚発揮で快勝。マイルCS(11月17日、京都)の優先出走権をゲットした。

 好スタートからいったん中団に下げてからの競馬。淡々とした流れのなか、じっくりと末脚を温存。直線坂を上がってからエンジン全開。外から猛然と先行馬に襲いかかると、これらをまとめてかわし去った。最後は外から猛追してきたレイエンダを半馬身抑え、1分33秒0のタイムで前走のG1・ヴィクトリアマイルに続く重賞連勝を決めた。

 この日、8~11レースの4連勝を含めて5勝目と大暴れとなったクリストフ・ルメール騎手は「うれしいね。いい馬ばかりに乗せてもらっているから勝つことができた」と笑顔が全開。「外枠で休み明けだったので、あまり前には行きたくなかった」と狙い通りの競馬に満足そうだった。

 牡馬を一蹴し、G1連勝も現実味を帯びてきたが、「彼女は大人になったし、強くなった。次はさらにパワーアップしてくる。大きなチャンスだね」と太鼓判を押した。

 2着には後方から伸びた3番人気のレイエンダ。3着には4番人気のレッドオルガ。NHKマイルCの覇者で1番人気のアドマイヤマーズは、後方のまま見せ場すらなく9着に敗れ、6戦目にして初めてマイル戦で土がついた。

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