経験と巧技で2度目の菊花賞Vを狙う蛯名

 ホウオウサーベルとコンビを組む蛯名正義騎手(50)=美浦・フリー=が、01年マンハッタンカフェ以来となる2度目の菊花賞Vを狙う。1週前追い切りに続いて、16日の美浦Wでの最終追い切りにもまたがり、パートナーとのコミュニケーションは万全。「余力を残す感じで終えられた。ちょうどいい追い切りになったと思う」と好感触をつかんだ。

 おっとりした気性で折り合いに全く心配のないタイプ。春のクラシックを諦めた時点で、この菊の舞台をにらんでローテを組んできた。その思いに応えるように6月の東京、8月の新潟と条件戦を連勝。思惑通りトライアルを使わずにG1に臨むことができるようになった。

 自身は先日の調教師一次試験で残念ながら不合格となったが「ありがたいことに“もう1回ダービーに乗れるぞ”と温かい励ましの言葉を頂いた。長距離戦は駆け引きがあって面白い。プライドを持って、いい結果を出せるように頑張りたい」ときっぱり。勝てば28年連続JRA重賞Vも達成。ベテランの経験と巧技を発揮して、クラシックの栄冠をつかみ取る。(デイリースポーツ・北島稔大)

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