【凱旋門賞】エネイブル3連覇ならず…連勝12でストップ ゴール前強襲に屈した
「凱旋門賞・仏G1」(6日、パリロンシャン)
地元のヴァルトガイスト(牡5歳、仏国)が直線力強く伸びて1着。史上初の3連覇が懸かったエネイブル(牝5歳、英国)は2着に終わった。
偉業達成はならなかった。史上初の3連覇を狙ったエネイブルは2着。道中は好位の4番手を追走。抜群の手応えで直線に入り早々と先頭へ。そのまま押し切るかに思えたが、ゴール前でヴァルトガイストの強襲に遭い、勝利を逃した。
G1・10連勝を含む、12連勝中の最強牝馬に、デビュー2戦目以来の土がついた。中間の調整も順調で陣営も自信を持って送り出したが、残念な結果に終わった。
管理するゴスデン師は「レースはいい内容だった。予想より馬場が悪くなり、ペースも速くなった影響で、最後は差されてしまった」と振り返り、「彼女はベストを尽くしてくれた。私はハッピー」と愛馬の労をねぎらった。今後については「これから考える」と話すにとどまった。