【ボート】枝尾賢が江戸川大賞V デビュー18年目でG1初優勝

水神祭でビッショリになった枝尾賢
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 「江戸川大賞・G1」(29日、江戸川)

 開催最終日の12Rで優勝戦が行われ、人気を背負った枝尾賢(37)=福岡・89期・A1=が1号艇からしっかりと逃げ切り勝ち。デビュー17年8カ月でG1初制覇を飾った。優勝賞金1000万円を獲得すると同時に、初のSGとなる2020年3月の「SG・ボートレースクラシック」(平和島)の出場権も手にした。

 G1優勝戦では初の1号艇で臨んだ枝尾。スリットで隣の石渡、5コースの井口に脅かされたが、鋭く伸び返して1Mを回ると後続を突き放した。「緊張ありありでしたし、僕が強かったというよりエンジンが強かった」と、7走6勝の圧倒的な内容を振り返る。

 89期としても初のG1覇者。「チャンスと思っていた。ホッとした気持ちが強過ぎて実感がわかない。これまでケガがすごく多くて、支えてくれた(師匠の)藤丸光一さんや先輩たちに感謝したい」と喜んだ。

 今年はこれで獲得賞金が3486万円に達し、賞金ランキングも40位台に浮上。「意識して頑張ってみようかな」と、クラシックの前にグランプリシリーズ(12月17~22日・住之江)でのSG初出場を狙える。今回の優勝賞金は「家族と温泉にでも行こうかな」と笑みを浮かべる。自宅には同期だった妻(旧姓森永)愛さんと二女一男の家族が待っている。

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