「ききょうＳ」（２１日、阪神）

　素質馬シャレードが、デビュー２連勝を目指す。前走の新馬戦は重馬場を物ともせずに、３馬身半差の快勝。道中は中団を進み、直線楽々と突き抜けた。田代助手は「追ったらシュッと反応してくれた。スピードで押し切らず、タメが利いていたのもいい。ダイワメジャー産駒で馬場も問わなかったね」と、満足そうに振り返る。

　前走後は休養に充て、ここを目標に調整。「特にグッとは変わっていないけど、徐々にいい肉がついてきた」と同助手。「右回りも関係ないと思う。折り合いもつくしね。ダイワメジャー産駒は間違うとカーッとなってしまうけど、今のところは落ち着きもあるから」と条件変わりも不安視していない。

　相手は一気に強くなるが、「跳びが大きくてきれいなキャンターをする馬。オープンでも通用しそうだし、今後のためにも賞金加算を」と期待する。きっちり２勝目をつかみ、２歳牝馬戦線の主役に名乗りを挙げる。