【ボート】三国ヤングダービーカウントダウンコラム5
「ヤングダービー・PG1」(18日開幕、三国)
今井が地元水面で最後のヤングダービーに臨む。来年は30歳を迎えるため、今年で“卒業”。ラストチャンスで初G1タイトルを目指す。
8月のレディースチャンピオンでは優出3着。「足は優勝戦が一番良かった」とエンジンを仕上げ、3コースからまくり差しで栄冠にあと一歩まで迫った。2節前のからつでは“ほぼ女子戦”とはいえ、ここでも優出3着。男子選手が1、2着を占めた中で、女子選手では最先着した。「最近はペラが分かっていない」と話すが、近況のリズムはいい。
地元の三国では前回6月のW優勝戦で優出2着。優勝実績こそないが、コンスタントに活躍している。「地元だからというわけではないけど、やりやすいことは、やりやすいと思う」と調整面のアドバンテージもある。
ヤングダービーは歴史が浅いこともあり、まだ女子の優勝者は誕生していない。しかし、昨年の浜名湖では大山千広が優出(6着)。準優のベスト18には女子5人が名を連ねた。男女混合G1とはいえ、女子選手の活躍が期待できる。
ヤングダービー出場は2年ぶり3回目。それを地元で迎えられることに「楽しみという気持ちはある」と待ち望んできた。持ち味のS力を生かし、攻めるレースでG1初優勝へ突き進む。(岡 浩司)