【セントライト記念】アトミックフォース 菊へ勝負駆け「長距離路線へ」自信の陣営
「セントライト記念・G2」(16日、中山)
何とか牡馬三冠最終戦へ送り出したい-。武藤師が「折り合いに全く問題ない馬。今後は長距離路線へ行きたいと思っているんだ」と期待するアトミックフォースで、菊花賞の切符獲りを虎視たんたんと狙っている。
ダービー出走を目指したプリンシパルSは、直線で前をカットされる痛恨の不利がありながら、上がり2位タイの末脚で5着まで盛り返した。「あの時のレースを見ても脚力はある」。指揮官は素質を再認識したと言う。
前走の信濃川特別は好位から伸びを欠き7着。それでも「雰囲気は良くなっているよ。前走で前めのポジションに行ったことが今回に生きるはず。開幕週は速い時計が出ていたし、ある程度の位置につけないとね」と反撃に意欲満々だ。
前回の敗戦は、あくまで今回への“布石”と言わんばかり。陣営の自信度は決して低くはない。未来へ希望をつなげるためにも、まずは現時点で12分の8という抽選クリアが必須条件だ。