【京成杯AH展望】グルーヴィット夏のマイル王へ
「京成杯AH・G3」(8日、中山)
中京記念で重賞初制覇を飾った3歳馬のグルーヴィット。古馬初挑戦だったが、直線で長くいい脚を使い、ゴール前の接戦をモノにした。1週前は松山を背に、栗東CWで6F83秒3-12秒6をマーク。順調そのものだ。ここもVなら文句なしでサマーマイルチャンピオンが決まる。重賞連勝で飛躍の秋へつなげたい。
その中京記念で、2着に敗れたのが同世代のクリノガウディー。中団で脚をためて、直線外から強襲。ゴール前は際どい争いとなったが、写真判定の末鼻差で敗れ、重賞タイトルはすり抜けた。それでも休み明けでこの内容なら悪くない。2歳時には朝日杯FSでアドマイヤマーズの2着に好走した素質馬。叩き2戦目でタイトル奪取へ。
朱鷺Sで約1年9カ月ぶりの美酒を味わったストーミーシー。後方から上がり33秒6の決め手で、一気に突き抜けて、今までのうっぷんを晴らすかのような快勝劇だった。重賞Vこそないが、勢いに乗った今なら馬券圏内突入も。