【競輪】石井貴子がまくってガールズケイリンフェスティバル初優勝

ガールズ決勝で優勝し仲間から胴上げされる石井貴子=別府競輪場(撮影・佐藤厚)
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 「ガールズケイリンフェスティバル2019」(15日、別府)

 石井貴子(29)=千葉・106期・L1=が最終3角からまくって初優勝。人気を集めた児玉碧衣(福岡)は2着。3着には梅川風子(東京)が入った。

 クールな貴子がゴール後に大きなガッツポーズで喜びを爆発させた。レース後、すぐに共同記者会見場に現れた石井は「何かのドッキリじゃ…」と困惑したが、ガッツポーズの理由を聞かれ「(ガールズのビッグレースを)自力で勝てたことがうれしかったんです」と笑みがこぼれた。

 レースは周回中2番手の細田が打鐘4角手前で仕掛けるが、3番手の梅川が力任せに踏み上げて主導権。児玉は最終2角5番手外から仕掛けるが、その前にいた長沢も合わせて攻め上げる。終始、梅川を追走した石井は、3角から番手まくりを敢行。最後は粘る梅川、外を迫る児玉を振り切った。

 「本当にうれしいです。こんな日が来るとは夢にも思っていませんでした」とガールズケイリンフェスティバル初優勝を喜んだ。これで獲得賞金ランクも2位に上昇。2年連続3回目のガールズグランプリ出場へ前進した。別府の街が好きと言うだけに「おいしい魚か冷麺を食べます」とニッコリ。勢いづいた石井が年末まで爆走を続ける。

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