キングカメハメハ種牡馬を引退 近年は免疫機能が低下…当歳がラストクロップに
体調不良により今年の種付けを中止していたキングカメハメハ(牡18歳)が9日、種牡馬を引退することが分かった。北海道安平町の社台スタリオンステーションにけい養されており、昨年は約100頭に種付けして、今年誕生の当歳がラストクロップになる。
社台スタリオンステーションの徳武英介氏は「11年からさまざまな疾病があり、途中種付けを休んだりしていたが、近年は免疫機能が低下し、感染症や熱発することが増えていた。今後はうちで余生を静かに送らせたいと思います」と話した。
昨年は一日1頭に制限し約100頭に種付け。受胎能力が優れていることから1回の種付けでの受胎馬が多かったという。今年は60頭近い産駒が誕生したとみられる。