【ラジオNIKKEI賞】ランスオブプラーナみちのく再進撃だ 距離短縮は歓迎
「ラジオNIKKEI賞・G3」(30日、福島)
毎日杯の覇者ランスオブプラーナが、みちのくから再進撃を開始する。
G1初挑戦の皐月賞は、最下位18着に敗れた。ただ、鞍上の松山が「初めての長距離輸送もありましたし、使ってきていてイレ込んでもいました。いろいろと重なったのもありましたね」と振り返る通り、同世代の一線級と戦うには、条件も厳しかった。「今回は輸送も1回経験していますから」と反撃に向けては意欲的だ。
その前走後はリフレッシュ放牧へ。本田師が「早めにここを目標にやってきた。順調に調整できている」と話す通り、帰厩後も丹念に乗り込まれている。19日の1週前追いは栗東CWで単走。馬なりながら6F82秒0-36秒7-11秒8のタイムを計時し、馬場の八分どころを鋭く伸びた。「動きは良かった。掛かるところもあるし、千八の方が競馬はしやすいと思う」と距離短縮を歓迎する。
初めての福島参戦に師は「やってみないと分からないが、開幕週の馬場はいい」と前向きだ。鞍上は「展開が大事になってくると思います。行かなくてもいいんですが、自分のリズムで運べるかですね」と、パートナーの持ち味を引き出すことに集中している。自慢の快速で重賞2勝目をゲット。さらなる飛躍の足掛かりにする。