【CBC賞】セイウンコウセイ 相性抜群のコースで激走見せる
「CBC賞・G3」(30日、中京)
激走か惨敗か-。何ともつかみ切れないところがあるセイウンコウセイだが、今回は相性抜群のコースで激走を見せてくれそうだ。
25日から9月1日まで、美浦トレセンのWコースが閉鎖される。コウセイにとって主要調教コースが使えないのは痛いが、それを見越した上原師は「(Wで)ビッシリやりたいので」と1週前追い切りを21日に設定した。
思惑通りのハードメニューが課せられた。単走ながら外ラチ沿いを進み、直線では鞍上がムチを入れてビッシリ追われた。6F83秒4-38秒4-12秒4のタイムに、師は「状態は変わらずいい。年齢を重ねて精神的にも成長している」とうなずいた。
17年高松宮記念でG1初制覇。前走の同舞台では、12番人気の低評価を覆して2着と、相性の良さをアピールした。今回のレース選択も「ハンデ戦で斤量の心配はあるけど、中京は好成績だし、ここを目標にやってきた」と説明した。
今後についてトレーナーは「オーナーといろいろ考えていかないと。中山(スプリンターズS)はあまり成績が良くないからね」と模索中だ。いずれにせよ、今夏以降の指針に影響する重要な一戦には違いない。