「宝塚記念・G1」(23日、阪神)
最内枠を引いたキセキが先制。後続をやや離し気味に逃げて、ロングスパートからの消耗戦に持ち込む。今季2戦目とフレッシュな状態なら簡単には止まらない。
不気味に映るのは積極策を示唆するクリンチャー。タフな条件に強く、無尽蔵のスタミナが持ち味。キセキを出し抜いて早め先頭の形をとれれば、ゴールまで踏ん張るシーンも。
後方に待機する面々は、動きだすタイミングが重要なポイント。展開の読みにたけた外国人Jが騎乗するレイデオロ、スワーヴリチャード、リスグラシューは仕掛けをワンテンポずらして直線で外から強襲。前がバテる残り1Fでズバッと差し込んでくる。