ルーキー菅原明、北の大地で成長誓う

 3月にデビューした菅原明良騎手(18)=美浦・高木=は、昨年の競馬学校時代の研修に続いて、2度目の函館入り。「涼しくて気候もいいし、何よりたくさん調教に乗せてもらっているので、とてもいい環境です。いい刺激を受けて勉強になります」と、目を輝かせる。

 デビュー直後から所属厩舎のバックアップを中心に、新人騎手としては騎乗馬に恵まれた感はあったが、初勝利はJRA通算63戦目。「騎乗ミスで取りこぼしが多く、なかなか勝てなかった。コーナリングが得意でなく、右回りで小回りのここでの6週間でいろいろと学びたい」とスキルアップを図る。

 函館開幕週は土、日で13鞍に騎乗する。中でも力が入るのは土曜7Rのゴールドタンバリン。「調教でもいい動きをしていて、3キロ減も効くと思います」と期待大。12日の関東オークス(川崎)では、ラインカリーナで武藤が重賞初制覇を達成。「先輩のガッツポーズはすごかった。僕もいっぱい勝てるように頑張ります」と大いに刺激を受けた。北の大地で大きく成長する。

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