【平安S】チュウワウィザードJRA初タイトル 58キロでも何の!鼻差でV
「平安S・G3」(18日、京都)
最後は地力の差が出た。ハナを主張したサンライズソアがハイペースで引っ張る流れのなか、チュウワウィザードは後方で脚をためる。直線に入るとモズアトラクションと馬体を並べながら力強く伸びてきた。激しい追い比べとなったが、最後は鼻差かわして、勝利をもぎ取った。
地方交流重賞では2勝を挙げていたが、JRAでは初めてのタイトルを手にした。手綱を取った川田は「信じて乗っていました。58キロの斤量を背負っていましたが、最後はいい脚を使ってくれました」と健闘をたたえた。
今後は短期放牧を挟んで交流G1の帝王賞(6月26日・大井)に向かう予定。鞍上は「大きなところにチャレンジしていきたい」と期待に胸を膨らませれば、大久保師も「馬の状態を見ながらですが、少しだけ(放牧に)出します。少しヒヤヒヤしましたが、こんな競馬ができたのは明るい材料ですね」と先を見据えた。