【オークス】ジョディー武藤で一発 クラシック初騎乗!相性の良さ抜群
「オークス・G1」(19日、東京)
21歳の若武者がビッグなチャンスをつかんだ。6分の2の抽選を突破したジョディーとコンビを組むのは、デビュー3年目の武藤。自身のクラシック初騎乗も決まった瞬間は、美浦トレセンの投票所で「本当にうれしい。毎回乗せてくださるオーナーと戸田先生の気持ちに応えられるよう頑張りたい」と声を弾ませていた。
デビュー前からケイコにまたがり、その絆を深めてきた。昨年6月の新馬戦を2番人気で逃げ切り、11月の赤松賞では自身初の特別Vも決めた。続く阪神JF(16着)は騎乗停止中で悔し涙を流したが、今年になってからともに手綱を取ったデイリー杯クイーンC、フローラSといずれも3着となり、(2・0・2・0)と相性の良さ健在をアピールした。
全2勝が逃げ切りのパートナーにとっては絶好の1枠1番。「一番欲しかった絶好枠。コントラチェックが近い(3番)ので、相手がどう出るかですが、多少強引にでも積極的に乗って、ジョディーの競馬をするつもりです」と堂々の逃げ宣言を放った。
17日朝のジョディーは、厩舎周りの運動で体をほぐした。斎藤助手は「追い切り後も変わりなく順調。テンションが上がることもない」とうなずき、「馬の特徴を一番分かっているジョッキーで行けるのは良かった。枠も枠だし、積極的な競馬をしてくれると思う」と、若きコンビにエールを送った。