出走馬のレベルが上がったQE2世C

 「魁!海外馬券塾」(24日)

 28日に行われるクイーンエリザベス2世Cは、出走予定馬14頭のうち8頭にG1勝ちの実績がある。少頭数だった過去2年とは見違えるほどレベルの高い一戦となった。

 V候補筆頭のエグザルタントは昨年の香港ヴァーズから3連勝と、完全に充実期を迎えている。前走の香港ゴールドCでは、道中で一気に動く強引な競馬ながら2着のサザンレジェンドに1馬身半差、3着のディノーゾ以下には4馬身以上の差をつける完勝だった。

 リスグラシューは香港ヴァーズでいったん先頭に立つも、ゴール直前でエグザルタントに差し返され2着。常に全力で走り、だからこそみんなに愛される馬。あとひと押しが利けばエグザルタントを逆転できるだけに、頑張ってほしいものだ。

 香港ダービーからは勝ち馬のフローレ、2着ワイクク、4着ダークドリームの3頭が参戦。後方から大外を回って2着に突っ込んだワイククにスケールの大きさを感じる。

 昨年の勝ち馬パキスタンスター、香港Cを勝ったグロリアスフォーエバー、そしてディアドラもハマれば上位勢を一蹴するだけの力がある。香港は先週末に大雨が降ったように天候不順。馬場状態には直前まで気を配りたい。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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