西村淳、熱心な研究で飛躍へ 福島牝馬Sで重賞初挑戦

 熱い思いが伝わってきた。デビュー2年目の西村淳也騎手(19)=栗東・田所=が、土曜の福島11R・福島牝馬Sでビスカリアに騎乗。自身初の重賞挑戦を迎える。「うれしいです。今年のひとつの目標でしたしね」と周囲の支えに感謝する。17日の栗東坂路で初コンタクト。「切れもありますし、乗りやすく落ち着いています。牝馬独特のイレ込みもないです」と好感触だ。

 1年目はJRA13勝だったが、今年は先週終了時点で既に、昨年を上回る22勝。「1年目でいろいろな競馬場を経験できたのが一番ですね」。札幌以外の競馬場で騎乗して腕を磨き、調教に汗を流した。移動中も時間を惜しんで、スマホでレース映像を見ながら研究を繰り返す。「ギガがなくなりますよ」。データ通信量と“格闘”する日々に、思わず苦笑いだ。

 「1年目と比べると周りも見えるようになってきました。ただ、まだ反省の方が多いです」と、決して現状に満足することはない。「G1にも乗りたいですし、乗るのにふさわしいジョッキーになるために、特別レースにもいっぱい乗りたい。今年は年間50勝したいと決めていたけど、もっと勝てるようにできれば」。今週も存在感を示し、さらなる飛躍へとつなげてみせる。(デイリースポーツ・大西修平)

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