【高松宮記念】ダノンスマッシュ戴冠へ万全 外からスムーズに一撃狙う

 「高松宮記念・G1」(24日、中京)

 枠順が22日に確定。京阪杯-シルクロードSを快勝し、才能を開花させたダノンスマッシュは、7枠13番からビッグタイトルを狙うことになった。「いいと思いますよ」。枠順決定の知らせを受けた安田隆師は、曇りのない表情でこう切り出した後、「内過ぎるのは嫌だったので、内よりも外がいいなと思っていたんです。前走は内で包まれて動きづらかったので、外からスムーズに」と胸の内を明かした。

 6Fに軸足を移して以降は1、2、1、1着。起点となった昨年7月の函館準オープンは、16頭立ての10番ゲートから、小回りを攻略している。スプリンターとしての高い資質に、卓越した機動力を併せ持つ。前を見ながら流れを読んで動いていけるだろう。

 この日朝は角馬場から栗東坂路へ。闘志を内に秘め、ゆったりとしたペース(4F71秒1)で駆け上がった。「変わりなく順調に来ています。馬体重も前走と同じぐらいになるでしょう。天気が良さそうなのが何よりですね」。落ち着いた口調で指揮官は順調さを強調。父ロードカナロアのDNAを受け継ぐ素質馬は、スプリント王を目指し着々と準備を整え、主役として桶狭間に立つ。

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