【毎日杯展望】マカヒキの全弟ウーリリが堂々主役

 「毎日杯・G3」(23日、阪神)

 注目は新馬戦Vから臨むウーリリ。道中は先行集団の直後を追走。4角で前を射程圏に入れると、直線で末脚を伸ばし、外から迫る2着馬の猛追を首差抑えてフィニッシュした。過去10年で新馬Vからの臨戦で勝利はないが、全兄は16年のダービー馬マカヒキという良血馬。ここで賞金を加算し、皐月賞への東上最終便に乗ることができるか。

 朝日杯FSは13着と大敗したケイデンスコールだが、新潟2歳Sをするなど、このメンバーなら実績上位の存在。鋭い決め手を武器に、巻き返しがあってもいい。1番人気に支持された前走のきさらぎ賞で4着に敗れたヴァンドギャルド。良馬場発表も、雨で湿った馬場が影響したのか、本来の走りが見られなかった。パンパンの馬場なら反撃は必至。

 ランスオブプラーナは前走のアルメリア賞で好スタートから先陣を切ると、直線では二枚腰を発揮。もうひと伸びして危なげない内容で2勝目を手にした。有力勢には差し、追い込み馬が多く、後ろでけん制し合えば、再度の逃げ切りも。

 シンザン記念2着惜敗のマイネルフラップ。スタートがひと息で後方からの競馬。直線でもフラフラするなど、成長途上を感じさせる走りだったが、猛烈な勢いで大外を伸びた。課題の発馬さえ決まれば、まとめて面倒を見てもおかしくない。

 シンザン記念では人気を裏切る形となったアントリューズだが、まだ見限るのは早計。馬場が良ければ十分巻き返せる能力の持ち主だ。

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