「阪急杯・Ｇ３」（２４日、阪神）

　万全の状態だ。今回と同舞台の阪神Ｃで３着したスターオブペルシャは２０日、美浦Ｗでフラットレー（４歳５００万下）を大きく追走する形でスタート。鞍上の杉原と折り合って進み、直線は内に進路を取った。

　持ったままで徐々にパートナーとの差を詰め、最後は併入でフィニッシュ。雨で湿った重たい馬場だったがタイムは５Ｆ６９秒６－３９秒７－１２秒９と上々の時計をマークした。リズミカルなフットワークが印象的だ。

　杉原は「抑え切れないくらいでやる気十分。休んで疲れが取れて、スムーズな競馬ができればいい競馬になるはず」と好感触。見届けた藤沢和師は「１カ月前に放牧から帰ってきて、ここまで順調。障害練習をやったことで乗りやすくなったんじゃないかな。阪神１４００メートルの条件も良さそうだね」と納得の表情を浮かべた。地道に実力を蓄えてきた６歳馬が、ここで重賞初タイトルといく。