【ボート】片岡雅裕、香川のエース座を奪う「出るG1は全部優勝目指す」

 「四国地区選手権・G1」(10日開幕、鳴門) 

 徳島県の鳴門ボートで「G1・第62回四国地区選手権競走]が10日に開幕する。地元の徳島支部からは田村隆信、林美憲、興津藍、市橋卓士らが出場。香川支部からは片岡雅裕、重成一人、森高一真、中岡正彦らが乗り込んでくる。山田祐也、西野雄貴、石丸海渡、近江翔吾といった若手の台頭が目覚ましいが、三嶌誠司、山川美由紀といったベテランも黙ってはいない。四国チャンプ、SG出場を懸けた激しいバトルを繰り広げる。

  ◇   ◇

 片岡が香川支部エースの座を虎視たんたんと狙っている。17年7月のびわこ周年で悲願のG1初優勝。「G1を勝ったことで自信がついたし、安定感もついてきたと思う」。すっかり頼もしくなり、その後のレースぶりにすごみが増したのは一目瞭然だ。

 自信をつけた昨年は3月浜名湖のクラシック、8月まるがめのメモリアル、11月芦屋のチャレンジカップとSGで3回予選を突破。そしてチャレンジカップではSG初優出を果たした。旋回力、整備力、メンタル面と全てがパワーアップしているのは間違いない。「今年の目標はSGを勝つことです」と頂点を目指している。

 鳴門では優勝こそないが通算6回優出。17年の四国地区選手権では6位で予選を突破し、準優では2コースから鋭く差して1着をもぎ取って優出している。そして前節の江戸川周年記念の準優では、惜しくもカドからまくり切れなかったが2着を確保して優出。荒れ水面を得意としているのは大きなアドバンテージとなる。

 「SGを勝つには、まずはSGに出なければならない。そのためにも出るG1は全部優勝を目指している」と意欲満々だ。G1は通算10回優出。四国地区選手権はまるがめで行われた14、16、18年と通算4回優出し、目下3年連続で優出中とレースとの相性は抜群。今年は地元のお正月シリーズ優勝と最高のスタートを切っており、ここでもきっちり優勝争いに加わってくるはずだ。

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