【東海S】チュウワウィザード充実走 JRA重賞初タイトルだ

 「東海S・G2」(20日、中京)

 ハイレベルの4歳世代から、トップクラスの素質を誇るチュウワウィザードが参戦する。17日、栗東坂路での、最終リハの動きをチェックした大久保師がゴーサイン。前走の名古屋グランプリで重賞初制覇を飾り、充実一途。今度はJRAでの初タイトルへ、万全の態勢を整えた。

 充実一途の明け4歳馬に、出走へのゴーサインが出た。

 朝一番の栗東坂路。ニッポンテイオー(4歳500万下)を前方に見て進めたチュウワウィザードは、雄大なフットワークでウッドチップを巻き上げながら加速。これを難なくかわすと、0秒5差先着してフィニッシュラインを通過した。

 4F53秒1-38秒5-12秒4のタイムに、大久保師は「動きは良かったですね。以前は大事に使ってきましたが、状態面が充実しているので、最近は詰まったローテでも期待に応えてくれるようになってきました」と目を細める。川崎記念(30日・川崎)との2択に悩んでいたが、状態と適性を見極めた上で、東海Sへの出陣が決まった。

 前走の名古屋グランプリで重賞初制覇を果たした。3番手から、ミツバが先に仕掛ける展開を読み切っての勝利。指揮官は「最近は先行できる器用さも身に付けてきました。ただ、小回りコースを上手に立ち回ってくれたとはいえ、大きなコースの方が持ち味が生きるタイプですから」と意気込む。

 レベルの高い4歳世代にあって、ここまで〈5120〉と抜群の安定感を誇る。JRAでの重賞初制覇が懸かる一戦に、「1800メートルは走るし、左回りも問題はない。それに、引き続き川田君が乗ってくれますから」と期待は膨らむばかりだ。

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