米ペガサスWCターフでアエロリットに立ちはだかる強敵たち

 「魁!海外馬券塾」(9日)

 普段はあまり日本馬の海外遠征がない冬場だが今年は違う。米G1・ペガサスワールドカップターフ(26日・ガルフストリームパーク、芝1900メートル)にアエロリットが挑む。高い登録料を設定し、それを原資にした超高額の賞金を取り合うという新しいコンセプトで生まれたペガサスWC。

 ダートのみで争われた過去2年に日本馬の参戦はなかったが、今年から新設される芝のレースに初の出走馬を送り込むことになった。フロリダ州ガルフストリームパーク競馬場という、米国の中でも日本から極めて遠く、過去に日本馬が遠征したことのない場所への参戦を決めた陣営と、そこに至る輸送ルートを確保した関係各位の尽力をたたえたい。

 コースは左回りの平たん。直線は決して短くはなく、その分コーナーがきつい。アエロリットは小回りでの好走歴もあり向いた舞台といえる。もちろんその点を考慮しての遠征だろう。昨年、米国で芝、ダート両方のG1を勝っている日本産馬ヨシダ、昨年のブリーダーズCマイル2着のカタパルトに加え、欧州からヴェルメイユ賞、オペラ賞と主要G1で2着続きの牝馬マジックワンドが参戦し、多士済々の顔触れで争われる見込みの一戦にぜひご注目していただきたい。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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