【朝日杯FS】グランアレグリア3着…38年ぶり牝馬Vならず

 「朝日杯FS・G1」(16日、阪神)

 単勝1・5倍と断然の1番人気に推された紅一点・グランアレグリアは直線伸びを欠き3着。38年ぶりとなる牝馬Vの偉業はならなかった。藤沢和師は「残念。右回りが初めてだった影響もあったのか、直線で少し内に逃げていったね」と悔しがった。

 スタート後、逃げたイッツクールを見る形で2番手を追走。やや行きたがるそぶりを見せたが、手応えには余裕も感じられた。しかし、いざ鞍上がGOサインを出しても、いつもの伸びは見られなかった。

 ルメールは「2戦目は余裕があったけど、きょうは反応が違った。外から馬が来たとき、バランスが悪くなってしまった。テンションは問題なかったが…。あとは経験が必要になる」と唇をかんだ。

 今後は、いったん短期放牧へ出される予定。次走は未定だが、「きょうのレースがいい経験になってくれれば。能力があるのは分かっているので」と、指揮官は来春の巻き返しを誓った。

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