「ＢＴＳりんくう開設６周年記念競走」（１２日、住之江）

　獲得賞金ランク１２位で、５年連続６回目のグランプリに出場する石野貴之（３６）＝大阪・９０期・Ａ１＝が、第７Ｒ発売中にグランプリ壮行会を行った。壇上に姿を現すと、ファンからは大声援が巻き起こった。

　今年は苦戦が強いられて、９月まではグランプリ出場圏外。だが１０月のＳＧ・ダービー（蒲郡）、１１月のＳＧ・チャレンジカップ（芦屋）で優出すると、一気にジャンプアップしてグランプリの権利を獲得した。「自分でもダービー、チャレンジであんなにいいエンジンを引けるとは思ってなかった。いつもポジティブに考えることで、いい風に流れが来てくれました」と笑顔を見せた。

　グランプリは４年連続でファイナルに進出している。「ドＭではないけど、追い込まれることは好き。だから短期決戦で追い込まれるグランプリは好き。今回はこれまでと違い１ｓｔスタートなので１走目が大事になる」と気合を入れ直す。

　その１ｓｔは３号艇で登場となる。「１号艇の次に好きなのが３号艇。グランプリは普段おとなしい選手が、進入でどう猛になる可能性がある。しっかり見極めて自分の勝負勘に任せて勝ち切りたい。最終的には（黄金ヘルメットを）かぶりたいです」とＶゲットに燃えていた。