【朝日杯FS】グランアレグリア偉業達成だ 藤沢和師、牡馬撃破に自信

 「朝日杯FS・G1」(16日、阪神)

 平成最後の年にまた一頭の怪物牝馬が誕生するか。無傷2連勝中のグランアレグリアが、阪神JFを見送って、強力牡馬勢に挑戦状をたたきつける。

 G1に格付けされた1984年以降(91~03年は牡、セン馬限定)では、まだ牝馬の優勝はなく、89年サクラサエズリの2着が最高。また、牝馬の出走が再び可能になった04年以降では、16年ミスエルテが1番人気に推されるも4着に敗れている。勝てば80年テンモン以来、38年ぶりとなる偉業だ。

 数々の名馬を送り出してきた藤沢和師が「スピードが持ち味で今は馬が才能で走ってくれている」と、持って生まれた才能の高さを絶賛する。新馬戦を1分33秒6の好時計で突破すると、続くサウジアラビアRCでは牡馬を寄せつけず、3馬身半差の完勝。新馬戦の2着馬ダノンファンタジーがその後、3連勝で阪神JFを快勝したことで、この馬の強さがさらに際立つ形となった。

 5日の美浦Pでの1週前追いの動きも抜群。名トレーナーは「(3日間開催の影響で変則日程だった)前走よりも規則正しい調教ができているからね。強い相手もいるけど、頑張ってもらいたい」と期待を込める。

 今年はアーモンドアイが圧倒的な強さで牝馬三冠を達成し、ジャパンCも破格のレコードタイムで制した。2世代続けて、性別の枠を超えた大物の誕生が期待される。

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