【ボート】GP&QCカウントダウンコラム4
「グランプリ・SG」(19日開幕、住之江)
◆男子12位・石野貴之
地元・大阪支部のエースに成長した石野。9月時点では賞金ランクが20位以下で「大ピンチ」と危惧していたが、さすがは実力者。10、11月のSG2戦で巻き返し、12位にグランプリ出場権を獲得した。「今年は順調ではなかったです。ギリギリですからね。もっと早めに結果を出さないと」と反省する。
グランプリは4年連続でファイナル進出中。「これまではベスト6で出場できたのが大きかった。グランプリはとにかく1回獲らないと話にならないですからね。やるだけ」。2009年の松井繁以来の大阪勢による制覇だけを目指す。
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「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(26日開幕、平和島)
◆女子12位・細川裕子
細川が最後の出場権を手にした。9月のG3・オールレディース(とこなめ)で痛恨のF。F休みで11月のG2・ディースチャレンジカップ(芦屋)の出場権を失った。「Fを切った時に諦めてた。1カ月くらいは、立ち直れないくらいへこんだ」と打ち明ける。
今年は優勝こそないが優出11回。7月のオーシャンカップ(若松)で念願のSG初出場。「成績だけならリズムはいいと思うが、内容が悪くて悩んでた」。それでも2年連続2回目の出場を決めた。「まさか。せっかく出られるので、面白いレースができるように」と下克上をもくろむ。