【ボート】GP&QCカウントダウンコラム1
「グランプリ・SG」(19日開幕、住之江)
平成最後の頂上決戦-。今年もボート界は「SG・第33回グランプリ」(19~24日・住之江)、「プレミアムG1・第7回クイーンズクライマックス」(26~31日・平和島)で締めくくられる。年間賞金ランク上位によるバトル。その魅力を出場レーサー紹介を中心にお届けする。
グランプリは野中和夫、植木通彦(ともに引退)、松井繁、田中信一郎が最多3回の優勝を誇っている。住之江で開催されるのは4年連続28回目。昨年は桐生順平の優勝で幕を閉じた。最近3年間の優勝戦はイン逃げで決着しているが、4年前の平和島開催では茅原悠紀が6コース差しで栄冠。3連単は5万1680円の大波乱となった。
住之江開催で万舟券が飛び出したのは2010年の第25回までさかのぼる。イン浜野谷憲吾がコンマ26と痛恨のS遅れ。2コースから中島孝平がまくり切って優勝した。
その前年の第24回も波乱決着だった。インの坪井康晴、2コースの瓜生正義が1Mで競り合ったことで大きく外へ流れ、空いたブイ際を3コースから松井繁が差し切り勝ち。3連単は3万7010円の大荒れとなった。
クイーンズクライマックスが平和島で開催されるのは2年ぶり2回目。大村開催の昨年は遠藤エミがイン逃げで制した。過去に複数回優勝している選手はいない。遠藤が勝った場合は連覇達成だけでなく、複数回優勝も史上初となる。