【マイルCS】3歳馬ステルヴィオが秋のマイル王を奪取
「マイルCS・G1」(18日、京都)
今年も3歳馬だ。5番人気のステルヴィオがゴール前で内から抜け出し、秋のベストマイラー決定戦を奪取した。
アエロリットが内の様子を見ながら先手を奪った。これを最内枠から5、6番手の好位に位置。直線を向いて2番手からアルアインがいったん抜け出したが、その内から昨年の覇者ペルシアンナイトとともに強襲。最後にグイッとひと伸びすると、ペルシアンを頭差抑え、1分33秒3のタイムでG1初制覇を決めた。
初めてコンビを組んだウィリアム・ビュイック騎手は「いつも通り中団からとも考えていたが、スタートが良く枠も最内だったので、無理して抑えることなく自然の流れに乗りました。それほどペースも速くなかったし、思い通りのレースができましたね」と満足そう。
自身にとっても待望のJRA・G1初制覇となった。「ずっと日本に来たかったが、久々の日本で、関係者のサポートもあってG1を勝てました。感謝しています」と笑顔を見せた。
2着には連覇を狙った3番人気のペルシアンナイト、3着に4番人気のアルアインが入った。1番人気のモズアスコットは直線入り口でのアクシデントに見舞われ、見せ場なく13着に敗れた。