【富士S】ロジクライが完勝 久々の重賞タイトル獲得
「富士S・G3」(20日、東京)
惜敗続きにピリオドを打ち、2番人気のロジクライが完勝。久々の重賞制覇で、マイルCS(11月18日、京都)の優先出走権を獲得した。
予想通りにマルターズアポジーの逃げ。これを2番手でピタリとマーク。直線の坂を上がって、ラスト200メートル過ぎで楽々かわし去ると、あとは独壇場。コースレコードに0秒4差迫る1分31秒7の好タイムで、3歳時のシンザン記念以来となるタイトルをつかんだ。
初コンビとなったクリストフ・ルメール騎手は「前走のレースをよく観察した。いいペースを維持して行きたかったし、いいポジションに入れた。段々ペースアップして行けたし、反応も良かった。G1に行っても楽しみ。能力がある。京都の速い馬場もいい」と笑顔。自身はこれで先週の府中牝馬S、秋華賞に続き重賞騎乗機会3連勝に。「いい馬に乗せてもらっているので、いつも頑張りたい」と汗を拭った。
2馬身差の2着に3番人気のワントゥワン、さらに鼻差の3着に5番人気のレッドアヴァンセが入った。1番人気のエアスピネルは4着に敗れた。