「秋華賞・Ｇ１」（１４日、京都）

　何という危なげない走り。断トツ人気に推されたアーモンドアイが、自慢の豪脚を放ってライバルを圧倒。史上５頭目の牝馬三冠を達成した。タイムは１分５８秒５。２着はミッキーチャーム（５番人気）、３着にはカンタービレ（３番人気）が入った。

　ミッキーチャームがハナに立ち、道中は中団やや後方。落ち着いた流れに持ち込んだミッキーが押し切りを図ったが、外に持ち出した女王の末脚はまさに桁違いだった。

　ルメールは「きょうのレースは心配していた。馬場入りからテンションが高かったね。ゲートの中でもチャカチャカ。スタートも良くなかった。３～４コーナーで前の馬が全然進まなかったので、大外に行かないといけなかったが、それからはいい気持ち。素晴らしい脚でした。ファンタスティック・ホース」と相棒を絶賛。「もうちょっと上に行けるかどうか分からないけど、日本で一番強い馬。次走が楽しみ」と改めて今後の飛躍に期待した。