岩手競馬、22日のレース中止 禁止薬物検出で異例の措置

 岩手県競馬組合は20日、県内の競馬場で開かれたレースに出走した馬から相次いで禁止薬物が検出された問題を受け、22日に盛岡競馬場(盛岡市)で開催予定だった全レースを取りやめると発表した。出走馬を対象にした事前の検査が間に合わないため。組合や農林水産省によると、禁止薬物の影響でレースの開催を中止するのは極めて異例という。

 組合は19日から順次、馬の検査を始めた。これまでは各レース後、上位馬を中心に検査してきたが、再発防止のため異例の全頭検査に踏み切った。

 23日以降のレースは、競走馬理化学研究所(宇都宮市)の検査で陰性の馬に限って出走を認める。

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