【新潟2歳S】ケイデンスコール豪脚魅せた たたき合い制し重賞初V

 「新潟2歳S・G3」(26日、新潟)

 ゴール前は新潟芝・外回りコースらしい、3頭による叩き合い。後方3番手のポジションから馬場の大外へ持ち出したケイデンスコールが、内で食い下がるアンブロークンとスティルネスをねじ伏せるように、ラストにグイッとひと伸び。メンバー最速の上がり3F33秒1の末脚を繰り出し、うれしい重賞初タイトルをつかみ取った。

 初コンビを組んだ石橋脩は「ホッとしました」と、1番人気に応えて安どの笑みを浮かべた。「最後に切れる脚を使うのは分かっていたので、慌てずに直線では自然な形で外に持ち出しました。いいギアチェンジをしてくれたし、まだ体の緩さが残るなか、これだけの脚を使ってくれたので、この先も楽しみです」とパートナーをたたえた。

 札幌競馬場で勝利を見届けた安田隆師は、自身が管理したロードカナロア産駒での重賞制覇に感慨深げ。「きょうは外が伸びる馬場状態だったし、ジョッキーがうまく乗ってくれた。カナロアの子で重賞を勝てたことが、本当にうれしい」。今後はノーザンファームしがらき(滋賀県)でリフレッシュ放牧。年内の最大目標は朝日杯FS(12月16日・阪神)だ。

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