日本馬出走なしでも海外主要G1の馬券発売を

 「魁!海外馬券塾」(15日)

 アルファセントーリの強さが際立ったジャックルマロワ賞・仏G1だった。ほとんど労力を使うことなく残り500メートルで自然と先頭に立つと、あとは離す一方の完勝。G1馬が6頭いたレースでこんな勝ち方をされると、弱点が一つも見つけられない。レース後に陣営が、次走は9月のメイトロンS・愛G1と言うのを聞いてほっとした。ジェニアル(牡4、栗東・松永幹、10月7日のフォレ賞・仏G1を予定)とかぶる可能性のない牝馬限定戦だ。

 勝ち馬の後を追って伸び、後続には差をつけた2着馬レコレトスと、残り500メートルで勝ち馬に並ばれながらも耐えて3着のウィズユーも間違いなく強い。アルファセントーリのいないG1なら堂々と主役を張れる馬だ。

 日本馬のいない海外G1だったが6億5000万円超の売り上げがあった。ネット投票のみの発売ということを考えると、約10億円売れた先週土曜の小倉メイン阿蘇Sと同じぐらいの市場規模だと推測される。

 これほど売れるのであれば、日本馬の出走がなくとも海外主要G1の発売はあってもいいのではないか。週末の夜に行われる欧州のレースは時間的にも最高だ。日本馬が出なければ、たとえ凱旋門賞でも馬券が買えないという現行のルールのままではあまりにも寂しい。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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