【北九州記念】ナガラフラワー、悲願咲かす 初重賞へ充実

 「北九州記念・G3」(19日、小倉)

 前走CBC賞で惜しくも2着に敗れたナガラフラワーが、タイトル奪取に燃えている。

 「前走は中京でも脚を伸ばしてくれたけど、一瞬の脚が武器の馬ですから、直線の短い小倉コースの方が持ち味を発揮できる」と喜多助手は、コース変わりを歓迎する。

 “夏は牝馬”の格言そのままに、7~9月は〈1・2・0・2〉と暑い時季との相性は悪くない。1週前追い切りでも栗東CWでラスト1F11秒8と切れ味を見せつけた。「冬場はもうひとつ。夏が合うんでしょうね。ハイレベルの状態を維持できています」と同助手は充実ぶりに目を細める。

 ハンデも据え置きの52キロ。「このハンデなら力は出せると思う。前崩れになれば確実に末脚を使ってくれる馬ですから」。自慢の末脚発揮で、悲願の初タイトルを手に入れる。

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