【北九州記念】猛暑味方にダイアナヘイロー連覇だ 帰厩後も気配上々

 「北九州記念・G3」(19日、小倉)

 得意の小倉、そして得意の夏。今年もダイアナヘイローが猛暑の小倉で本領を発揮する。昨年は6月阪神の戎橋特別から一気の4連勝でこのレースを制覇。今年は函館スプリントS9着を経て、この舞台への参戦となったが、得意コースを前に陣営にも力が入る。

 「前走もいい状態で臨めたけど、スタートで後手に回ってしまったのが痛かった」と大根田師。発馬であおるような形となり、道中8番手というこれまでとは違うレースに。しかも直線では前が壁。消化不良に終わった。

 だが、暑さを苦にしないこの馬らしく、栗東へ帰厩後の気配は上々。実戦をひと叩きされた効果か、馬体には張りがあり、9日の栗東坂路では4F51秒4-12秒0とこの日の一番時計をマークした。

 「いい感じで真っすぐに走れていました。体のバランスも良かったですね。前走後はここを目標にしっかりと乗り込めましたよ」と師は、パワフルなアクションを見せたダイアナの姿に目を細めた。

 勝利を収めた昨年の環境へ少しでも近づけるべく、先週の10日、ひと足先に小倉へ移動した。「スクーリングも入れたいと思っています。体重は前走と同じくらい。今度はスタートを決めたい」と師は力を込める。連覇へ向け、態勢は万全だ。

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