松永幹勢2騎・ジェニアル&ラルク シャンティイでの調整順調

 「魁!海外馬券塾」(18日)

 サッカーW杯決勝戦の最中に、その出場国に居合わせるのはめったに経験できるものではない。パリ郊外のシャンティイの街では、優勝が決まった瞬間に群衆が大通りに流れ出し、自然発生的にパレードが始まった。花火を上げ、国旗を掲げる人々、クラクションを鳴らす車、繰り返し起こるフランス国歌の合唱。-ものすごい熱気だった。

 翌日には日常に戻ったシャンティイで、栗東・松永幹厩舎のジェニアル(牡4歳)とラルク(牝5歳)の2頭は順調に調教が進められている。日本での調教では引っ掛かることが多いと聞いていたジェニアルだが、こちらのダート直線1600メートルでは我慢の利いたいい走りができている。日本にはない対面通行の馬場など、程良い緊張感を保てる環境がプラスに働いていると思われる。

 18日にはエーグル調教場の芝直線コースで最終追い切りを行った。ラルクが先行し、武豊騎手が騎乗したジェニアルがすぐ後ろから追い掛け、力強い脚取りで馬体を併せてゴール。2頭ともフランスの芝にしっかり対応できているようだ。22日のメシドール賞・仏G3(芝直線1600メートル=ジェニアル出走)とペピニエール賞・牝馬限定リステッド(芝2100メートル=ラルク出走)にぜひご注目いただきたい。(海外競馬コーディネーター・田中敬太)

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