【競輪】石井寛子ガルフェス初V 一強ムード蹴散らし賞金ランク1位浮上

 「ガールズケイリンフェスティバル・F2」(16日、松戸)

 11Rのガールズケイリンフェスティバル決勝は石井寛子(32)=東京・104期・L1=が最終3角からインに切り込んで一気差し、同レース初優勝を飾り賞金255万円(副賞含む)を獲得した。

 石井がガールズケイリンフェスティバル初制覇を達成した。戦前はただ1人連勝で勝ち上がった小林優の一強ムードだったが、ガールズケイリン一番のレース巧者らしい、レースさばきでタイトルを手にした。

 レースは初日、2日目同様にSを決めて前受け。上昇する梅川を入れて番手戦を選択した。ビッグレース初参戦の梅川が打鐘過ぎの4角から逃げると、石井は高木や児玉のまくりを次々とシャットアウト。最終3角で梅川が一瞬内をあけるとちゅうちょせず、インに切り込んで一気の差し脚で突き抜けた。

 「(前場所の)大垣決勝でも梅川さんが内をあけていた。そのことを思い出して、“あいてくれー”と思って突っ込んだ」と振り返った。

 今年11回目の優勝で年間獲得賞金額は1013万円となり、女子賞金ランキングも1位に輝いた。次の目標はガールズケイリンコレクション・ドリームレース(8月18日・平9R)だ。「ファン投票4位で選んでもらえた。力を出し切って優勝できるように頑張る」とビッグレース連続Vを宣言。勢いに乗った京王閣の小悪魔から今後も目が離せない。

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