「ジャパンネット銀行賞」（１６日、児島）

　改修工事のため１カ月ぶりの開催となった児島ボートは１６日に最終日を迎え、１２Ｒで優勝戦が争われた。１コース以外はゼロ台Ｓを踏み込み、３コースの牧宏次（４４）＝東京・７７期・Ａ２＝がコンマ００のタッチＳでまくり一撃。コンマ０１でカドまくりを決めた準優勝戦に続き、佐藤大介（４２）＝愛知・７７期・Ａ１＝との同期ワンツーで高配当を叩き出した。

　昨年６月蒲郡以来の優勝を飾った牧は「スタートが速かったので残っていてホッとした。スリットで前に出ていたのでまくりに行くしかない。今節は前検から体感は良かった」と準優、優勝戦とミラクルＳで勝利を収めた。

　西日本豪雨災害で、倉敷市真備町が甚大な被害を受けた同市で開催された今シリーズ。デビュー２１年目で児島初Ｖを飾った牧は「近隣で多くの方々が被災されていると聞き、優勝したら賞金から５０万円寄付すると前検日に決めていました。一日も早い復興を祈っております」と猛暑の中、祝福に駆け付けたファンにサプライズ報告。最後まで強く攻め抜き、被災地にエールを送った。