【函館2歳S展望】ナンヨーイザヨイが世代最初の重賞覇者へ

 「函館2歳S・G3」(22日・函館)

 主役を務めるのは、開幕週の新馬戦で白星発進を決めたナンヨーイザヨイだ。好スタートから2番手で直線に向くと、ひと追いごとに伸びて快勝。開幕週とはいえ、勝ち時計の1分9秒4はコースレコードに0秒2差まで迫る優秀なもの。3、4着馬がすでに未勝利を勝ち上がっており、レベルの高い一戦でもあった。世代最初の重賞を制し、函館開催を締めくくる。

 父ロードカナロア譲りのスピードとセンスを見せつけて初陣Vを飾ったスズカカナロア。2番手追走から難なく逃げ馬をパスすると、2着馬の追撃を抑えてゴール。まだ遊びながら走っている感じで、着差以上に余裕があった。近親にG1・5勝のダイワメジャーなど活躍馬がズラリと並ぶ血統背景。連勝で函館2歳チャンプへ。

 デビュー戦でインパクト十分の走りを披露した米国産馬アスターペガサス。残り200メートル過ぎであっさり抜け出すと、後続を一気に突き放した。余裕残しのつくりでこの内容。粗削りだが、性能の高さは疑いようがない。実戦を使ったことで体も締まってくるはずで上積みは十分。重賞初制覇へ向け、視界良好。

 未勝利戦を勝ち上がったカルリーノは決め手は非凡。侮れない存在だ。福島ダートの新馬戦をぶっちぎったホールドユアハンドも、鞍上がルメールなら軽くは扱えない。

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