1番人気11連敗中の函館記念だが…大西は荒れぬと断言!トリコロールブルーで勝負だ!!

 1番人気が11連敗中という、典型的な“荒れるハンデ重賞”。逃げあり、差しありと決して型通りには収まらない。ただ、変に傾向に縛られ、人気だからという理由のみで実力馬を敬遠するのはナンセンスだ。現地取材で導き出した◎はトリコロールブルー。滞在効果で状態絶好の4歳馬が混戦を断つ。

 レコード決着となった前走の鳴尾記念は3着。時計勝負が敗因というより、テンションが高く、レース前に消耗してしまったのが災いした。今回は滞在競馬。1週前リハでしっかりと負荷をかけ、当週はサラッと気分良く走らせる。このオンとオフのメリハリの利いた調整がピタリとハマった。藤本助手は「今は落ち着きがありますね。いい感じで仕上がっています」と心身の充実ぶりを伝える。

 小回りの函館コースは初めてだが、同助手は「札幌とはいえ、北海道は1回走っていますしね。洋芝も心配していませんよ」と不安を一掃する。その5走前・日高特別以来のコンビとなるルメールも「距離はピッタリ。前回、僕が乗った時はいい脚を使ってくれた」と、持ち味の末脚発揮に自信をのぞかせた。

 ハンデも56キロなら許容範囲で、内外の出方や流れを見ながら運べる4枠7番も申し分ない。芝は良馬場スタート。当日は曇り時々雨の予報も、極端な道悪にさえならなければ十分に力を発揮できるはずだ。人気馬苦戦という負の歴史に、ここで終止符を打つ。

 相手の筆頭は大外枠に泣いた昨年時とは一転、内めの2枠3番をゲットした○サクラアンプルール。元来は叩き良化型で、昨年から1・5キロ増のハンデ57・5キロも歓迎ではないが、仕上がりは上々で底力はメンバー屈指だ。▲マイネルハニーは叩いて攻め気配が格段に上向き、斤量も前走から1キロ減。一変するならここだろう。単勝、馬連、3連単で手広く攻めたい。(デイリースポーツ・大西修平)

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