【地方競馬】ゴールドドリームが帝王賞制覇 接戦を制してG1級4勝目

帝王賞を制したゴールドドリーム(左)とガッツポーズをするC.ルメール騎手=大井競馬場
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 「帝王賞・Jpn1」(27日、大井)

 2018年上半期のダート王者を決める戦いは、2番人気のゴールドドリームが制覇した。最後の直線で内を突き、1番人気のケイティブレイブとのたたき合いを首差制して、G1級4勝目をマーク。3着には4番人気のサウンドトゥルーが追い込み、リッカルド、ヒガシウィルウィンの南関東勢が4、5着に健闘した。

 昨年のJRA最優秀ダートホースが意地を見せた。ゴールドドリームがケイティブレイブとの激しいたたき合いを制して優勝。かしわ記念に続くG1級連勝で4個目のビッグタイトルを獲得した。

 コンビを組んだルメールは「この馬でG1を勝つことができてうれしい。ダートのチャンピオンホースだと思う」とパートナーを称えた。

 序盤は中団を追走し、向正面から徐々にポジションを上げた。勝負どころの手応えも良く、直線ではインを突いた。残り200メートルからはケイティブレイブとマッチレースを展開。鞍上のステッキ連打に応え、昨年の覇者を首差退けた。

 「道中はすごくいい感じでした。インサイドでよく頑張ってくれました」とルメールが言えば、管理する平田師も「きょうの勝利はうれしい。本当に強いレースをしてくれた」と愛馬に目を細めた。

 今後は放牧に出て、夏場は休養にあてる。「プール調教を取り入れてからは完歩が大きくなったし、精神的にも落ち着いてきた。真のチャンピオンを目指していきたい」と指揮官。秋競馬でもダート界を席巻しそうだ。

 一方で、連覇を狙ったケイティブレイブは2着惜敗。道中3番手から直線でいったんは抜け出しかけたが、内からゴールドドリームに差されて首差で敗れた。それでも、福永は「やりたい競馬ができた。勝ち馬の手応えがあるのは見えたし、ブロックしたけど、やっぱり向こうは強かった」とサバサバした表情で振り返っていた。

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