【宝塚記念】伏兵ミッキーロケットがV 和田が17年ぶりのG1制覇

 「宝塚記念・G1」(24日、阪神)

 上半期ラストを飾る大一番、春のグランプリを制したのは7番人気のミッキーロケットだった。

 サイモンラムセスが飛ばして速い流れ。これを好位5番手の内々で脚をためると、抜群の手応えで4コーナーへ。直線入り口では早くも先頭へ立つ勢い。そのまま力強いストライドで坂を駆け上がると、外から猛然と追い込んで来た香港馬ワーザーを首差抑え、2分11秒6のタイムで、昨年6着の雪辱を果たすとともに、5度目の挑戦で初のG1制覇を果たした。

 テイエムオペラオーで制した01年の天皇賞・春以来、17年ぶりのG1タイトルをゲットした和田竜二騎手は時折、声を詰まらせながら「長かったですね。この一戦にかける思いをオペラオーが後押ししてくれたと思います。馬場が乾いてくれたので、絶対にいい位置を取ろうと。勝負どころさえついて行ければ、必ずいい脚を使ってくれる馬だから。(ワーザーが)来てたのは分からなかったけど、頑張ってくれました」とパートナーの走りをたたえた。かつての相棒で、G1・7勝馬は5月17日に天に召されたばかり。「やっといい報告ができます」と空を仰いだ。

 2着に10番人気のワーザー、3着にも12番人気のノーブルマーズが入り、3連単は49万超え馬券と荒れた。1番人気のサトノダイヤモンドは6着、2番人気のキセキは8着、3番人気のヴィブロスは4着と人気馬は総崩れに。連覇を狙った6番人気のサトノクラウンも12着と惨敗した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス