林騎手が障害2000回騎乗を機に引退 最後は最下位11着
JRAの林満明騎手(51)=栗東・フリー=が23日、東京競馬8R東京ジャンプS・JG3でアスターサムソンに騎乗し、史上初となるJRA障害レースでの2000回騎乗を達成。同時にこの区切りでの現役引退を表明した。
単勝1・9倍の断然の1番人気に支持されたが、レース途中で馬体に故障を発生したようでズルズルと最後方に後退。馬群から大きく離れた最下位11着に終わった。
レース後には雨が降る中、多くのジョッキー仲間とファンが見守りセレモニーが行われた。「ホッとしました。関係者の皆さんに恵まれて、うれしく思います。後輩のジョッキーたちには、なるべくケガをしないように頑張ってほしい」とエールを送った。
西谷誠騎手から花束を贈られ、最後は胴上げで騎手人生を締めくくった林。騎手ブーツやゼッケンなどを投げ込み、「これからも障害レースの応援をよろしくお願いします」とあいさつすると、スタンドから大きな拍手が起こった。