【宝塚記念】音無勢ミッキーロケット&ダンビュライト 今春のトレンド“G1初V”だ
「宝塚記念・G1」(24日、阪神)
“善戦マン”と侮るなかれ。強豪相手にもまれてきた音無厩舎の2騎が、虎視たんたんとG1タイトル奪取を狙っている。
ファインニードル、スワーヴリチャード、レインボーライン、ジュールポレール、モズアスコット-。18年の古馬の芝G1は、全てG1未勝利馬が優勝している。そのトレンドに乗るなら、上半期のグランプリは音無勢が急浮上。両馬ともに、G1で好走してきた実績は見逃せない。
22日金曜の朝一番に登場したミッキーロケットは、軽快な脚さばきで栗東坂路を上がった。生野助手は「順調です。最近の中でも、調子はいい方じゃないですかね」と状態面に太鼓判を押す。今でも継続中というゲート練習の効果もあって、スタートがすっかり安定。「偶数のいい枠。ここならいい位置を狙っていける」とライバルの間隙を突く構えだ。
一方、香港遠征帰りのダンビュライトも、坂路で軽快な動き。「遠征の疲れはないし、減っていた体も戻っている」と、事前発表の20キロ増は回復分であることを強調。こちらは「着実に力をつけている。道悪はロケットよりも適性があると思うし、しぶとさを生かして」と馬場渋化を歓迎する。両馬ともに準備万端。悲願のG1制覇となるか注目だ。