「新馬戦」（２４日、阪神）

　厩舎期待の新星がいよいよ始動だ。１７年の１歳セレクトセールにおいて、１億８０００万円（税抜き）の高値で取引されたキングカメハメハ産駒のホウオウライジン（牡、栗東・矢作）が、日曜阪神５Ｒ（芝１８００メートル）で初陣を迎える。

　先週の日曜日に、栗東坂路で４Ｆ５１秒８－３７秒５－１２秒７の好時計をマーク。「４Ｆを５１秒台で走っていますし、順調に来ています。追い切りもしっかりやりました」と廣岡助手。「引っかかる馬ではなさそう。素直ですし、気性面も問題ないです」と、デビューに向けて準備は着々と整っている様子だ。

　祖母はディープインパクトの姉、そして近親に昨年のダービー馬レイデオロがいる血統。「高額馬ですし、もちろん将来的にはクラシックを意識しています。距離はこなせますし、どんな走りをするのか楽しみです」。厩舎注目の良血馬がデビュー戦Ｖを狙う。