【宝塚記念】サトノダイヤモンド 復活イメージできた!中沢助手「不満のない動き」
「宝塚記念・G1」(24日、阪神)
再び輝く-。ファン投票1位に選ばれたサトノダイヤモンドが、グランプリの舞台で復活を誓う。
最後の勝利は昨年の阪神大賞典。次戦の天皇賞・春こそ3着と格好を付けたが、昨秋のフランス遠征2戦で4、15着と惨敗。帰国後の2戦も3、7着と振るわない。3歳時に菊花賞、有馬記念でG1を連勝。キタサンブラックと好戦を演じたスターが、約1年3カ月も勝利から遠ざかっている。
ここ最近は追い切りから動き、反応が鈍く、レースでも走る気を失ったかのように力が発揮できない。「気持ちの部分が大きい」。こう振り返るのは中沢助手。ただ、納得がいかず首をかしげていた前走時と今回とでは、仕上げ人のトーンが大幅に変化している。「順調に来ていて、不満のない動き。スイッチが入っていて、大阪杯の時と違ってピリッとしている」。同助手のホッとした表情が、出来の良さを伝える。
放牧帰りから、いい時の仕草が出てきた。「以前は、獣医さんに歩様を見せる時に、ダク(速歩)ができなかった。今回はそれが全くない。前向きさが出てきていますね」と、レースへ向かう姿勢は取り戻した様子だ。
「菊花賞の出来が一番良かった。今、どんどん良くなっているので、どこまで持って行けるか」。復活のイメージを描き、この1週間で最高の状態へと引き上げる。