【ボート】徳山グラチャンカウントダウンコラム6
「グランドチャンピオン・SG」(19日開幕、徳山)
近年は5月のオールスター、6月のグラチャンとSGを連続Vする例が続いている。2014年の菊地孝平、15年の山崎智也、17年の石野貴之が達成。今年はオールスター覇者・中島孝平がチャレンジする。
5月尼崎のオールスターは10年12月グランプリ以来、2回目のSG制覇。決して派手さはないが、大崩れは少なく、的確な立ち回りでコースを問わずに舟券に絡む“玄人受け”するタイプだ。
最近2年間は思うような成績を挙げられなかった。16年は地元・三国での優勝2回、昨年は2月平和島、11月徳山での優勝2回にとどまっていた。昨年のSG戦線では、12月グランプリシリーズで優出したものの、不出場だったクラシックを除く6大会では予選突破さえならなかった。
調整でなかなか正解が出ない面もあったが、エンジンを抜群に仕上げてつかんだ今年5月オールスターでのSG2個目のタイトル。これ以上ないチャンスをモノにしてホッとする表情を浮かべていた。「最終目標はそこ」と年末のグランプリを見据える。その前に、心身ともに吹っ切れた“仕事人”が、偉業を目指して、一戦必勝の勝負に出る。