【葵S】ゴールドクイーンが初代覇者に 9番人気も快速発揮で楽々逃走

 「葵S・重賞」(26日、京都)

 快速ぶりを発揮した。新設スプリント重賞の初代覇者に輝いたのは9番人気のゴールドクイーン。好スタートから軽く促しただけでハナに立つと、一度も並び掛けられることなく逃げ切ってみせた。

 古川は「(第1回を勝つのは)光栄ですね。スタートが速いから安心していたけど、特に今回は速かった」と笑顔。前走から1Fの短縮だったが「千四で我慢させた分、リラックスして走れていた。切れる馬じゃないから、後ろを待たないように意識した」と会心の騎乗を振り返った。

 「行って正解だった」と坂口師も満足げだったが、「止まるかなと思ったけど、辛抱してくれた」と道中はヒヤヒヤした様子だ。休養明け初戦の昇竜S(10着)は馬体重24キロ減。ここ2戦で体を増やしたことも好結果に結びついた。「調教の動きも良くなっていた」と大きくうなずく。

 今後は古馬との対戦に。次走は未定だが、主戦は「スピードがあるから、これからが楽しみ」と胸を張る。若きスプリンターは、これから一層輝きを増していく。

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